浮島湿原 Part1&Part2・・・チュウヒは来たか?

秋のワタリが終わると少しばかり「ワタリロスト」になる管理人達です。

特に今年は金御岳に行って良い意味でエライことになりましてより深刻です(笑

2週間ほど大人しくしていたのですが、そぞろ冬の猛禽が気になり少しフライング気味ですが浮島湿原にチュウヒが来ているかどうか確認するために行くことにしました。

稲敷市の日の出時刻が(10月20日)は5時49分。

少し早いし、いるか居ないか分からないので少しばかり遅くの出立です。

それでも到着は6時25分頃。

ご覧のとおり何にもいません。

取りあえず1羽でもチュウヒを見かけたら泊まって明日の塒立ちを観察しようと言うことになりましたので、これでは埒があかないと移動することにしました。

移動してからすぐに個体を発見。カメラをセットしてシャッターを切ったのですが・・・

アオサギでした。紛らわしいですね。

その後すぐに本物のチュウヒが現れました。

遠いですがこれは間違いないでしょう。これで取りあえず今夜はこちらに泊まることにしました。後で宿に電話をします。

天気も良く日も当たっているのですが、風が結構あってこれが寒いです。もっとちゃんと防寒をしてくれば良かったと後悔。

午前中は殆ど動きが無かったですが、昨年もみかけた個体が現れました。比較的若い個体かとも思いますがどうでしょうか。

こちらを睨みながら飛んで行く別のチュウヒ。

これは餌を探しながら飛んでいると思われるチュウヒ。

器用なもんですね。

湿原の方に戻って塒入りを待つことに。

随分と色が黒い個体。チュウヒは色彩がかなりバラエティに富んでいますね。

腰の辺りが白いですがハイイロチュウヒのメスではないような気がします。背打で羽を拡げていると結構見栄えが良くなります。

塒に入る瞬間。まだ16時07分ですから結構早寝ですね。

2羽で塒にご帰還。羽の動きが揃っています。

この時間帯になると感度をそれなりに上げないと厳しくなって来ました。今日はエクステンダーを付けているので明るさも一段落ちますので余計厳しいですね。

こうなると証拠写真の域を出なくなります。まあ、それはそれでいいのですが。

月も綺麗に出てきました。そろそろ潮時ですね。

翌日は暗いうちからスタンバイ。写真は諦めて観察に徹します。

塒立ちを確認出来たのは10羽程度。最盛期の半分位でしょうか。ハイイロチュウヒは確認出来ませんでした。

それで少し気になったことが。

かつて観察小屋のあった所に野鳥カレンダーとして看板が立っています。これによると妙技の鼻でチュウヒが繁殖していることになっています。チュウヒの国内繁殖はかなり希で本当に今でも繁殖しているのか管理人は分かりません。分かりませんがもし繁殖しているとすると今朝塒立ちした個体達はここで繁殖している可能性もあるわけで、渡ってきた訳ではないと言うことになります。

ネットさらっと調べてみたのですが真偽の程は分かりませんでした。まあ、繁殖の時期に来て確認すればいいのでしょうが、営巣地は違うところになるかもしれませんので難しいかもしれませんね。それにもしここで同じように塒立ちをしているとしたら、繁殖の時期はとんでもなく早起きをしなければならなくなり結構厳しいでしょうね。

まあ、それは来年の宿題として、今季もチュウヒ達に逢いにここに何回かは通うことになりそうです。

そんなこんなで塒立ちを確認してここら辺りを一回りまわって早い時間の撤収と相成りました。

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