北関東猛禽詣・・・涸沼 Part4 & 浮島湿原辺り Part16,17

管理人の勝手な推測ですが、午前中の飛翔はやはりワタリをするつもりで空に上がったのではないかと思うのです。

それで条件が良ければそのままワタルつもりだったのかと思います。本日はその条件に合わずと言ったところでしょうか。

さて、鎮座してから1時間少したった頃に、再び飛び出しました。

先週に比べると高くて遠いですね。かなり東側の空域を回っています。やがて狙いが定まったのか急降下しだします。

そしてとんでもなく遠いところですが餌をゲット。遠くて小さくしか見えませんがかなり大きな魚を獲ったのがファインダー越しにも見えました。

餌が大きすぎて重たいせいか、湖面から高度が上げられません。

湖面すれすれに飛翔して対岸の土手に餌を持ったまま降りました。丁度先週泊まった「こいの村涸沼」の付近です。

カラスがおこぼれを狙っているのでしょう。オオワシは意に介さず餌を啄んでいます。それにしてもカラスが小さく見えますね(笑

さーて、ここで常連さんは思案のしどころ。土手沿いに歩いてはいけます。網掛公園からいこいの村涸沼まで土手沿いに約2キロの看板があります。機材をもって歩けば20分以上はかかると思います。

それに近づけば飛んで行ってしまうでしょう。そこで一斉に民族大移動ではないですが数人が一斉に車で近い場所まで移動です。管理人達も歩いては無理なので後からのんびりと追走することになりました。

まあ、慌てて事故でも起こしたらなんだからと言うことでゆっくりと(単に動作が鈍かっただけなんですが)出たのですが、結果、最初についた人でも間に合わなかったとか。まあ、こればっかりは致し方ありません。

この時すでに14時大分近かったので涸沼から浮島湿原辺りに移動することになりました。

15時少し過ぎに到着。ちょっと遠かったですが葦原を見ると・・・

いたいた、なんて感じでもう少し近づこうかと思ったら・・・バッサと体を捻りながら葦原の中に消えてしまいました。その後は何も出てきません。

さらに湿原の方に移動。

管理人達は勝手に「オオタカの木」と呼んでいる木にオオタカがカラス達と一緒に止まっていました。カラス達は頻繁に枝から枝と出入りがありますが、オオタカは動かず。微動だにしないとはこのことです。

塒入りのチュウヒ達を待つことにしました。先月の末に来たときは1羽ですがハイイロチュウヒのオスが塒入りするのを確認出来ましたのでそれの期待含みです。

が、待てど暮らせど来ません。案外、早い時間に帰ってきてしまったのかもしれません。その他のチュウヒは1羽、又1羽と塒に入って行きます。

翌日の朝も浮島湿原で塒立ちを観察。この時もやはりハイイロチュウヒのオスは確認出来ませんでした。

ここから昨日のコミミズクの葦原に移動しましたが、そこでも何も現れず。抜けたとは思いませんが、どうも今日はここらあたりは活性が低いのかもしれません。

そして慌ただしく、涸沼に移動。いやぁ、今回は走る走るでしたね。

到着したのは8時45分頃。そこから昨日と同じく土手に脚を立てて、フィールドスコープでオオワシ探しです。

最初の1時間位は見つからなかったのですが、9時45分頃発見。昨日よりさらに東側の木に止まっていました。

30分ほどたった頃飛び出しました。今日は日曜日で帰らなければならないので、先週と同じように「ラッキー」と思いました。

が、しかし、ところが、でも、餌取りに飛び出しましたがそこらあたりを一回りするとまた木に止まってしまいました。

さらに東側です。

位置関係からすると「いこいの村涸沼」の対岸あたりです。実は上の写真は網掛公園から近くの対岸に移動してから撮ったので距離的には少し近づいたことになります。

ここからが長い。飛ばないです。待てど暮らせどということです。大型猛禽の気の長さはなんとなく分かってきましたが、今日ここで発揮されると少々辛いモノがあります。

結局14時頃まで、朝から通算すると5時間以上待ちましたが、餌獲りに出ることはありませんでした。この先どのタイミングで飛び出すのかは分かりませんが、タイムアウトとなりました。

それにしても今回は移動は慌ただしかったですが北関東猛禽詣みたいな感じになりました。いずれにしても来シーズンも懲りずに詣は続くかと思います。

全く懲りていない管理人達ですが、後ろ髪を引かれるような思いで撤収と相成りました。

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